早稲田日本語教育実践研究 第13号
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12345早稲田日本語教育実践研究 第13号/2025/11―183-2.テキストおよびワークブックの構成テキスト(図3)は,単漢字および語彙による「カテゴリー」,さらに下位分類となる「コード」によって分けられている。また,①導入の単漢字,②単漢字を用いた語彙,③語彙の1番目,2番目を用いた例文によって構成されている。例文は語彙の上から2つを用いており,音読み・訓読みの両方がある単漢字にはどちらも例文に含まれるようにした。ただし,どちらか一方に偏っている漢字の場合には,語彙の難易度や頻度に合わせて語彙の順番を調整した。また,例文に用いられる語彙・文型は,例文の読み方は分かち書きにし,下部に示している。受講生のモチベーションを保つため,例文はできるだけポジティブであることや,学びとなる内容の文の作成を心がけた。ワークブックは,以下の【1】〜【6】の構成である(図4は【4】部分)。【1】学習漢字リスト【2】単漢字の形の練習14表1 各レベルの単漢字数・語彙数レベル使用した単漢字数162224226240240図3 テキストの例使用した語彙数4561,0781,1861,3721,337

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