早稲田日本語教育実践研究 第12号
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4.2024 年度へ向けて58の相談や教科書購入,Moodle の操作方法,授業実施のキャンパスなど授業に参加するための準備に関する相談も寄せられた。2023 年度の日本語科目登録相談室は,秋学期よりオンライン形式,対面形式両方での開催となった。オンライン形式の利点としては,どこからでもアクセスしやすいという点が挙げられる。そのため,1 次登録期間のように来日していない学生が多い場合は,オンライン形式のほうが対応しやすかった。しかし,その一方で,インターネットの調子が悪くて対応できないケースや,待機時間が長くて来訪者が退出してしまうケースなどもあった。それに対し,対面形式は学生が学内にいれば気軽に来訪できることや,学生が相談室の状況をすぐ把握して来訪するか判断できるという利点があり,それは,第 2 章で示した来訪者数の増加からも窺える。その他にも,事務所やわせだ日本語サポートとも連携がしやすかった。2024 年度も,オンライン形式,対面形式両方の利点を活かして,より多くの学生の相談に的確な対応ができるよう,事務所と連携して取り組んでいきたい。(ささき さくら,早稲田大学日本語教育研究センター)(ぷーぷぃんぴゅ,早稲田大学日本語教育研究センター)(ゆ どんむん,早稲田大学日本語教育研究センター)早稲田日本語教育実践研究 第12号/2024/53―58

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