30 6) 本学留学センターの統計によれば,2023 年 5 月時点で,本学に在籍する学生のうち在留資格が「留学」である「外国人留学生」は約 5,500 名となっている。一方,より広く日本以外の国籍を持つ「外国人学生」は約 6,100 名となっている。なお後者も「永住者」「特別永住者」「定住者」など,長期的な在留を伴ういくつかの在留資格を除いたカウントであり,外国ルーツのある学生一つとっても,数え方によってさらに膨らむことになる。 早稲田大学外国人学生在籍数<https://www.waseda.jp/inst/cie/assets/uploads/2023/06/202305_jp.pdf>(2023 年 9 月 25 日 閲覧)。 7)ローカル・スチューデントここでのローカルは「地元の」という意味で,国籍を問わず日本で教育を受けた学生や日本で育った学生を意味する。「インターナショナル」の反意語としての「ローカル」であり,「中央」や「都会」の反意語としての「地方」という意味合いではない。 8)ICC のウェブサイトに掲載しているイベント体験記<https://www.waseda.jp/inst/icc/tag/event-report/>から抜粋して紹介するものである。 9)ICC のウェブサイトに掲載しているサポーター体験記<https://www.waseda.jp/inst/icc/tag/supporter-report/>から抜粋して紹介するものである。 10) なお本誌 10 号では留学生のメンタルヘルス,11 号では留学生の就職活動について,本学の取り組みに関する論文が寄稿されている。ただ,留学生の「悩み」は多岐に渡るほか,各言語への対応には人員的に困難を伴う場合もある。大学の国際化に伴い,より多くのリソースが求められている分野と言えよう。(あきば たけし,早稲田大学国際教養学部准教授)早稲田日本語教育実践研究 第12号/2024/19―30
元のページ ../index.html#34