利用者数154 名175 名67 名(3 か月)⇒推定:約 260 名(12 か月)切り替える留学生が多く,在留資格ガイダンスには毎回一定数の学生が参加する。一方,近年は「高度人材ビザ」や「起業者ビザ」ないし将来的に「永住者ビザ」の取得を視野に入れた留学生が少しずつ増加傾向であり,在留資格ガイダンスのあり方も「特定活動ビザ」の説明だけではなく,拡充する必要が出てきている。3-2.相談環境の整備3-2-1.日英での個別相談(40 分 / 回,要予約)就職活動や今後のキャリアについて,どのような悩みでも相談できる個別相談(表 6)を全早大生に提供しており,多くの留学生も利用している。日本語の個別相談は月曜日〜金曜日,英語の個別相談は原則月曜日・水曜日のみ開催しており,キャリアコンサルタントの国家資格を有する相談員と,キャリアセンター職員が相談に対応している。なお,個別相談以外に,メール・電話での問合せにも随時対応している。2022 年度(4 月〜 6 月)表 6 のとおり,英語個別相談の利用者は年々増加傾向である。増加の背景には,2020年から,キャリアセンターにおいて外資系企業人事を経験した専門の相談員を配置し,情報提供の質を向上させたことによる口コミの影響が考えられる。学生一人一人の状況やニーズに合わせてアドバイスしているため,特に留学生を含めた英語話者からのニーズが高い。相談内容としては,英語求人情報,英語インターンシップ情報の探し方,英語 CV(履歴書)の添削,英語での模擬面接が多い。3-2-2.英語 10 分相談(予約不要)予約が必要な個別相談とは別に,予約不要の英語 10 分相談(Job Hunting 10-min Session)を,長期休暇を除く,月 2 〜 3 回,昼休の時間帯(12:15 〜 13:00)にオンラインで開催している。就職活動に関する質問に回答する他,直近のキャリア関連イベントについても案内している。短時間かつ予約不要のため,留学生のみならず,英語話者の早大生でも気軽に利用できる。なお,英語 10 分相談は年間約 25 回開催し,約 50 名の学生が利用している。3-3.企業招待イベントの実施3-3-1.留学生向けジョブフェア全早大生向けの企業ジョブフェアに留学生も参加可能であるが,より留学生にフォーカスし,外国人人材を求める企業を集めたジョブフェア(表 7)を毎年開催している。2021年度においては英語による企業研究フェア,バイリンガル人材フェア,外資系企業フェ15寄稿論文塩月恭・沈向琮/留学生の就職活動について表 6 英語個別相談:直近 3 年の実績年度2020 年度2021 年度
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