早稲田日本語教育実践研究 第11号
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寅丸 真澄・木下 直子・久保田 美子・井下田 貴子伊藤 奈津美・大久保 雅子・久保 圭・濱川 祐紀代齋藤 智美・武田 誠・鄭 在喜・吉田 好美研究プロジェクト報告設置主旨1.プロジェクトの目的CJL では 2020 年度に本プロジェクトの構想を固め,着手した。本学では,COVID-192.2021 年度までの活動実績97早稲田日本語教育実践研究 第 11 号  本プロジェクトの目的は,日本語教育研究センター(Center for Japanese Language,以下,「CJL」)における総合科目群の日本語科目を整理し,授業内容に応じてオンライン授業として設置,提供できるように改編することである。本プロジェクトにより総合科目群のオンライン化が実現すれば,日本語学習者(以下,「学習者」)に対して,授業内容に応じた授業形態の日本語科目が提供可能になるとともに,海外在住の学習者をはじめ,国内学習者に対しても,学習者個々の需要に応える多様な学習形態の日本語教育を提供できるようになる。その結果,早稲田大学の授業の質の向上と国際化,学習者の多様化に貢献できると考える。本プロジェクトの目的は,日本語教育研究センターにおける総合科目群の授業を整理し,授業内容に応じてオンライン授業として設置,提供できるように改編することである。の影響でオンライン授業が拡大した 2020 年以前より,授業の質の向上のため,オンライン授業を取り入れていくことが提唱されていた。そのような本学全体の流れと CJL に在籍する多様な学習者ニーズへの対応,他キャンパスの学習者等,遠隔地にいる潜在的学習者に対する学習機会提供の必要性から,本プロジェクトを開始した。本プロジェクトにより総合科目群のオンライン化が実現すれば,学習内容にふさわしい授業形態の授業が提供可能になるとともに,海外在住の学習者をはじめ,国内学習者に対しても,学習者個々の需要に合った多様な学習形態の日本語教育を提供できるようになる。その結果,早稲田大学の授業の質の向上と国際化,学習者の多様化に貢献できると考える。本研究プロジェクトの土台となる総合科目群のオンライン化プロジェクトは,2020 年度秋学期に構想され,対象科目を決定した。対象科目は,「総合日本語 1□6」,「入門日本語」,「会話 1・2」,「漢字 1□5」の全 14 科目である。これら対象科目については,レベルCJL 総合科目群オンライン化のための研究プロジェクト

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