3.日本語教育研究センター事業との関連性と研究成果の還元方法は,「教育方法研究開発部門」が設置されており,ICT を活用した授業支援を行っている。このように,CJL は大学共通機関として本プロジェクトの成果を全学に提供するべく,必要に応じて学内関係機関の協力を得つつプロジェクトを進めている。本プロジェクトの成果は,学習者,日本語教員,CJL,大学に対して次の 5 点において貢献しうると考えられる。(1) 学習者の需要に応えるための授業のオンライン化は,本学の方針であり,ICT 化が進む教育界の要請でもある。CJL は本プロジェクトの実施により,大学および教育界の要請に応えることができる。(2) 総合科目群のオンライン化が推進されれば,これまで授業への登録および参加が困難であった海外,あるいは他キャンパスに在籍する学習者に対して日本語学習の機会を提供でき,本学の多様化や国際化に貢献できる。(3) 国内外の学習者に対して,個人の学習スタイルに適した学習形態での日本語学習を提供することができる。(4) 対面授業とオンライン授業双方を必要に応じて実施できるため,学習者により柔軟で質の高い授業を提供できる。(5) 教材の柔軟性と汎用性,利便性を向上させたことによって使用環境が拡張されているため,多様なプログラムで使用することができる。 (とらまる ますみ,早稲田大学日本語教育研究センター) (さいとう さとみ,早稲田大学日本語教育研究センター)(きのした なおこ,早稲田大学日本語教育研究センター)(くぼた よしこ,早稲田大学日本語教育研究センター)(いげた たかこ,早稲田大学日本語教育研究センター) (くぼ けい,早稲田大学日本語教育研究センター)(はまかわ ゆきよ,早稲田大学日本語教育研究センター)(いとう なつみ,早稲田大学日本語教育研究センター)(おきもと ともこ,早稲田大学日本語教育研究センター)(たけだ まこと,早稲田大学日本語教育研究センター)(ちょん じぇひ,早稲田大学日本語教育研究センター)(よしだ よしみ,早稲田大学日本語教育研究センター)85研究プロジェクト報告寅丸真澄・木下直子・久保田美子・井下田貴子・久保圭・濱川祐紀代・伊藤奈津美・沖本与子・齋藤智美・武田誠・鄭在喜・吉田好美/CJL総合科目群オンライン化のための研究プロジェクト
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