早稲田日本語教育実践研究 第9号
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56表 1 活動のテーマ主な活動お互いを知るアクティビティ  ペア・グループ内で発表2.ペア・グループ活動 ①相手に説明して図形を書く ②相手に説明して,何かを当てさせる書き言葉と話し言葉 プレゼンテーションについて考える質問ゲーム グループ活動 聞くことについて考える。様々な図表の説明の仕方を学習 リサーチ,発表動き(運動競技や作業の仕方など)ディスカッション 発表体の表現,病気の表現を学び,説明する→ペアワーク 様々な状況の説明 1.ペアワーク,ピア活動 2.グループ:ディスカッション商品の比較 相手に印象づける説明を考え,グループで相談し発表(すぎやま ますよ,早稲田大学日本語教育研究センター)早稲田日本語教育実践研究 第9号/2021/55―56 テーマ自己紹介・他者紹介物の説明(形状,言い換え) 1.表現,形式を学ぶ→書く→説明する町の説明質問,聞く,相づち図,表の説明動き,やり方の説明健康状態の説明マンガの説明商品の説明 学生に好評な活動は他の授業でも活かせるということで図,表の説明である。町の説明は故郷の説明をすることでお互いのことを知ることができるということ,故郷や住んでいる街について調べることで,新たな発見があるということである。また健康状態の説明は実際に必要な内容が含まれ,知りたかったことであるというコメントがある。学生同士で深いディスカッションが行われるのは商品紹介の活動である。単なる発表ではなく,実際にそれぞれ役を演じて商品をアピールするので様々な工夫が見られ,楽しんで発表をする姿が見受けられる。毎回の発表は学生には好評である。グループの活動が多いので話す練習が多くできてよかったというコメントが多かった。 通常履修者は 30 人から 35 人なので,学生一人一人の学習状況をケアするのは難しい。今後,対策を考えたい。3.学生の反応4.今後の課題

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