早稲田日本語教育実践研究 第9号
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14早稲田日本語教育実践研究 第9号/2021/11―183-1-2.自分を変えることに挑戦し,変化した B 授業を受け始めた時,人見知りで自分のアイディアを積極的に言いませんでした。自分の日本語力にも自信がなく他のレベルが高い人にかなわないと思っていました。でも,自分を変えようと思っていたので挑戦しました。その結果,私は変化したと思います。話すのが苦手だったのですが,最近はよく話すようになったし,クラスメイトに自分のアイディアを怖がらずにシェアするようになりました。また,他に変化したことは表現力で,前はどうやって他の人に分かりやすく伝えるのか考えていませんでした。演劇では人に伝えるために表現することが大事ですが,同様に友達と話す時も分かりやすく表現するようになったと思います。またチームワークはとても大事だと思いました。時間が足りなくなった時も大体の流れがわかったら,アドリブで作品はできますが,協力し合わないとうまくできません。それには相手の話をよくフォローすることです。そして自分のアイディアをシェアする時は,メンバーに分かってもらえるように伝えなければなりません。同じ人がメンバーの構成が変わることで態度が違うことにきづきました。人にはそれぞれ相性があるということを知りました。いつも相性のいい人と組むわけでもないので,努力して協力するのがやはり大事です。3-1-3.苦手のことにチャレンジした C 集団創作の授業を受けたことがないので,授業を通じ自分が苦手なことにチャレンジし,いろいろな新しいことを体験しました。授業を受け始めた時は演じることが苦手なのでずっと気まずい感じがしていた。でも毎週ドラマを作って,演じているうちにだんだん緊張しなくなって自然に演じられるようなりました。そして毎週異なるテーマのセリフを考えてドラマを作るのはとても面白いと思った。作品を作る時,最も重要なことはお互いの協力だと思います。授業中相談して,グループの作品を,振り返りして考えて,ワークショップの重要性を感じました。授業の前の宿題をすることは必要なことだと思います。宿題を通じ,演じる人の表情や動作,気持ちなどをよく考えて,いろいろな勉強になりました。 ニュース番組を作った時は授業前に資料を探して,アナウンサーの話し方や表情などを注意して,いろいろな勉強になりました。ドラマを作る時は活発な人やシャイな人がお互いの考えをよく理解し,協力していいドラマを作るのはとても重要なことだと思います。3-1-4.皆の存在があって成長できた D この授業を受ける前に,ドラマのセリフを作るとか,セリフを演じるとかあまりしたことがなかったので,毎回のパフォーマンスする前にとても緊張していた。でも,皆と一緒にセリフを考えながら,演じたことで安心できるようになります。初めは皆の前で演じるのは恥ずかしいと感じましたが,今の自分は気軽にパフォーマンスできます。授業で色々なセリフを作りました。その中で「勇気」をテーマしたものが印象的だった。一番印象に残るセリフと言えば「勇気」をテーマとしてのセリフだ。「勇気」を演じる前に,同じグループの友だちといろいろ意見を交わした。例えば「大声で日本語を話す勇気」「外国人に話しかける勇気」そして,スローモーションも入れたドラマを作りました。皆と意見を

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