9年度報告年度報告3.もっとこういう人に来てほしい107日々留学生とのセッションに大忙しのスタッフの皆さん。その本音に迫ってみました。前回来た時は、聴解力や語彙力を伸ばしただけでなく、作文もきちんと書けるようになっていて、その成長が見えてすごくうれしかったです。も:自分でサポート機関に来られる人は、すでに自分でアクションを起こしているし、モチベーションもある程度持っている人たちですが、自分から来られない人もたくさんいますよね。来られない理由はさまざまだろうと思いますが、1 人でも多くの人が気軽に、世間話をするような気持ちで来てくれればなと思いますね。し:「わせサポ」のサポートに依存するのではなく、サポートを通して、少しずつ明確に学習目標について考えられるようになってほしいです。スタッフに教えてもらうだけでは本人の成長にならないので。む:学期が始まった時は授業計画を立てるために来訪してくれたのに、その後はほとんど来ないで、よくない評価がついてから再来訪したという人がいました。もっと早い段階で来てほしかったし、他にもそういう人がいるのかもしれないなと感じました。どうやって伝えていけばいいかわからないけれど、とにかく困っていたらなんでもいいから来ていい、ってわかってほしい。 そ:日本語の相談だけではなくて、生活面とか精神面とか、そういったことに困っている人にも開かれている場所にしたいですね。私たちは留学生のみなさんの悩みに応じて適切な機関や場を紹介することもできるので。そして、来日してあまり日が経たない人に、あなただけじゃないよって、「わせサポ」を仲間探しや心の癒しの場の一つとして考えてもいいよ、って伝えたい。り:自分の日本語に自信がなくて、たとえば「発音が悪い」という人がよくいるけど、実際に聞いてみると全然おかしくない。結局、自分に自信がないんだなってことになるから、もっと「わせサポ」で話してみて、一緒に課題や解決策を考えて、自信をつけてくれたらいいなって思います。スタッフ:焦=し、曹=そ、迎=む、守屋=も、劉=り(50 音順)
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