声6早稲田日本語教育実践研究 第8号/2020/69―110王さんシモネさん研究計画書のアドバイスを受けて見事大学院に合格勉強も話す練習も全部「わせサポ」で104 日本語教育研究センターの学生として、「わせサポ」のみなさんに本当に感謝しています。先学期、大学院の入試に向けて準備していたので、様々な書類を作成しなければなりませんでした。ですが、外国人の私にとって、自国にはない研究計画書や志願書の作成は大変でした。日本語のレベルがまだ足りなかっただけでなく、研究計画書や志願書にどのような内容を書いたらいいのか全然わかりませんでした。困っていた時、「わせサポ」のみなさんに助けていただきました。「わせサポ」のみなさんの優しさに今でも感謝しています。特に、「わせサポ」のみなさんは日本語で対応できるだけではなく、中国語でも英語でも対応できますので、日本語に自信がない人も、気楽にサポート室に入れるという点が本当にいいと思います。私も遠慮をしないで何度も通い、スタッフの方に研究計画書の書き方について丁寧に教えていただきました。「わせサポ」の学習サポートのおかげで、大学院に合格することができました。「わせサポ」のみなさんに感謝を申し上げます。國橋:今学期、何度も来てくれましたね。とても上手に利用されているようですが、「わせサポ」の利用方法を聞かせてください。シモネ: 初めて「わせサポ」に来たのは、日本語を話す練習をするためでした。日本語をたくさん話すチャンスがなくて。最初は緊張しましたが、今はリラックスして上手に話せます。だいたい毎週「わせサポ」に来ています。宿題や、レポート、調べてもわからない文法の説明をしてもらいます。質問も日本語でするから、話す練習になります。國橋:友だちにも勧めたい点はありますか。シモネ:予約がいらないのがいいと思います。勉強していて、わからないことがあったら、すぐに「わせサポ」で質問することができます。それから、JLPT の勉強、作文のチェック、ヒアリングや話す練習など、全部ここでできるのもいいですね。國橋:シモネさんのこれからの目標を教えてください。シモネ:将来は、日本人にフランス語を教える仕事がしたいです。日本語とフランス語の違いは大きくてとても面白いし、教える経験は素晴らしい学びになると思います。日本で暮らしたいので、JLPT(日本語能力試験)のために勉強を始めました。でも、日本語の文法は本当に難しい。國橋:「わせサポ」では、“がんばる人” はいつでも大歓迎です。インタビューを受けてくれてありがとうございました。来訪者の
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