早稲田日本語教育実践研究 第7号
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2早稲田日本語教育実践研究 第7号/2019/49―94日本語使用・日本語学習等に役立つ学内外の情報のチラシやパンフレットをたくさん用意しています。来訪者一人ひとりの声に耳を傾け、共に考える た め、 そ れ ぞ れ のス ペ ー ス で ス タ ッ フが個別に対応します。( 1 セッション 45 分)みなさんは、すでにいろいろな勉強をしてきていますから、自分にはどんな学び方が合っているかをよく知っていると思っているでしょう。日本語学習についても、「やはり語学学習の基本は暗記だよね」とか、「ドラマを見るのが一番」とか、「まずはテストで高得点を得ること」などなど。しかし、なぜ暗記なのか、なぜドラマなのか、「学び方」そのものについて深く考えてきたというよりも、過去の学習経験からなんとなくそう思っているのかもしれません。ここで今までの自分からちょっと離れて、自分にふさわしい日本語学習について考えてみませんか。ぜひ一度、「わせだ日本語サポート」を来訪してみてください。わせだ日本語サポートでは、日本語学習に関してさまざまな情報を得たり、日本語そのものについてわからないことを質問したりすることができますが、なんといっても大きな特徴はあなた自身の日本語学習についての相談ができることです。大学院生のスタッフたちがみなさんの日本語学習や留学生活について、いっしょに考えてくれるのです。一般的なアドバイスをもらう、とか、何か答えを教えてもらう、というよりも、いっしょに考えてもらうことによって、みなさんはたくさんの新たな気づきを得るにちがいありません。自分にふさわしい学び方は、実は自分だけではなかなかわからないものです。しかし、スタッフといっしょに考える中で新しい発見や気づきがあるでしょう。そのうえで、やはり自分にふさわしい学び方は、自分自身で決めていくことになるのではないでしょうか。①チラシ・パンフレット④個別対応スペース「わせだ日本語サポート」はこんなところです!84②情報・イベント様々な学内外の機関や留学生・日本人学生の国際交流イベントなどを紹介しています。③日本語学習リソースの棚日本語の学習に関する情報が得られるリソースを用意しています。自分にふさわしい学び方は自分ではわからない? 早稲田大学日本語教育研究センター 所長 舘岡 洋子

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