CJL が世界における日本語教育を牽引するような存在に発展することを願っています。 一方で,窓口が分かれており,結果として情報が分散してしまい,わかりにくい面もあるので,支援拠点を一元化するのはいかがでしょうか。私はアメリカやイギリスにも留学経験があるのですが,支援拠点がわかりやすく整備されていました。また,日本の学生との交流の機会はあっても,一部の日本人との一時的な交流にとどまっているのが現状です。もっと両者がともに学んで成長し合える環境が理想だと感じています。そうした課題を解決し, 劉陽さんのような留学生と日本の学生との交流を目的に発足した学生団体「国際交流 虹の会」の幹事長で,文学部 3 年の岡田大空さんからは,具体的な活動内容と課題について報告されました。岡田さん: 現在,「国際交流 虹の会(以下,虹の会)」では,日本人,留学生の隔たりなく,初詣,ハロウィン,旅行,早慶戦観戦,スポーツイベントなどの行事を実施しています。各国の料理を作って食すフェスタは特に人気イベントになっています。また,早稲田大学から依頼を受け,携帯電話の契約,区役所への住民登録,東京案内,地震対策などの留学生の生活支援もしています。虹の会のメンバーの英語レベルはまちまちで,留学生の日本語レベ53年度報告年度報告大学院社会科学研究科 修士課程1年 劉陽さん「国際交流 虹の会」幹事長 文学部3年 岡田大空さん
元のページ ../index.html#57