早稲田日本語教育実践研究 第7号
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注早稲田日本語教育実践研究 第7号/2019/7―14 を果たすことが重要である」と述べている。本プロジェクトにおける初級日本語コース再考を,CJL 内だけでなく日本語学習を根本的かつ包括的に考え始めるきっかけとしたい。さらに,全学,そして社会につながるものとして,広く議論をしていきたいと考える。  1)平成 28 年度 国内の日本語教育の概要 文化庁文化部国語課    (2017 年 9 月 9 日閲覧)  4)テストの受験は義務ではないが,規定で受験を必須としている学部もある。  5) 総合 1 では『みんなの日本語初級Ⅰ第 2 版』,総合 2 では『みんなの日本語初級Ⅱ第 2 版』(共にスリーエーネットワーク)をテキストとして用いている。  6)2017 年春学期の調査結果の詳細は,齋藤他(2018)を参照されたい。参考文献齋藤智美・佐野香織・鄭在喜・吉田好美(2018)「初級後半コース・コーディネーションにおける課題解決のための実態調査―自律性と多様性の両立を目指すために―」『日本語教育方法研究会誌』24(2),38-39.齋藤智美・吉田好美・鄭在喜・佐野香織(2017)「総合日本語 2 履修者の多様性と継続性を探る―履修実態予備調査から―」『早稲田大学日本語教育学会予稿集 2017 年秋季大会予稿集』3佐野香織・鄭在喜・齋藤智美・吉田好美(2017)「高等教育機関における日本語初級前半コースのあり方を探る―インタビュー調査結果からの一考察」『2017 年度日本語教育学会秋季大会予稿集』456-458.舘岡洋子(2016)「ことばの学びの中継点として―多様性,主体性,開放性をもった CJL へ―」『早稲田日本語教育実践研究』第 4 号,3-6.(さの かおり,早稲田大学日本語教育研究センター)(さいとう さとみ,早稲田大学日本語教育研究センター)(ちょん じぇひ,早稲田大学日本語教育研究センター)(よしだ よしみ,早稲田大学日本語教育研究センター)14

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