早稲田日本語教育実践研究 第6号
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春秋春秋春秋春秋春秋0早稲田日本語教育実践研究 第6号/2018/67―76 b□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□20a□□□□□c□□□□□d□□□□□□□□□□□e□□□□□40608010012072表 1アンケートでの 5 段階評価点の春秋の比較1) 役に立つ,いい問題だと思う。2)問題は難しかった。3) この問題で勉強するのは面白かった。4) 問題で勉強したことは,よく理解できた5) この問題をたくさんやりたいと思った。助詞問題助詞+動詞の問題4.52 4.51 4.433.60 3.78 3.444.01 3.853.984.13 4.104.194.29 4.18 4.14正誤判断問題コロケーション問題4.48 4.46 4.52 4.43 3.30 3.09 3.75 3.23 4.12 4.06 4.134.104.16 4.20 4.184.294.23 4.09 4.08 4.06 表 1 は五つの項目の 5 段階評価の平 均 で あ る。「 役に立つ〜」の項目は 4.5 点 程 度 と 秋学期も春学期同様高 い 評 価 で あ った。 そ の 他 2) を除く好意的な評価の 項 目 に お い ては,すべて平均で4 点以上になっており,全体的には好意的な評価だったといえるであろう。しかし,どの問題形式においても「難しかった」の項目で,平均点が春学期より上がっており,特に正誤判断問題でそれが顕著であった(表 1 下線部)。 下の図 4 は,問題形式ごとに,それぞれの良くない点を複数選択可で答えさせたものである。どの問題形式についても,「説明を聞いてもわからないことがある」という点が最も多かった。特に,正誤判断問題においては,春学期以上に選択者の割合が上がり,半数以上が選択していた。表 1 の 5 段階評価で「難しかった」という項目の点が上がっていたことも合わせて考えると,特に正誤判断問題において,秋学期の問題は難易度が上がり,理解が十分にできないケースが増えたものと思われる。図 4 各問題の良くない点(回答者 178 名,複数選択可) また,春学期と同様,語彙学習に関しこの問題をして気づいたことを複数選択可として選択させたところ,図 5 に示すように多くの気づきがあったことがわかった。「訳語だけ

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