早稲田日本語教育実践研究 第6号
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計早稲田日本語教育実践研究 第6号/2018/111―118 116研究プロジェクト名 自律学習を支える学習アドバイジングのコース開発研究代表者名研究メンバー設置主旨2017 年度活動計画2017 年度活動実績予算と決算トンプソン美恵子(日本語教育研究センター)木下直子(日本語教育研究センター),寅丸真澄(同),松井一美(同),毛利貴美(同),尹智鉉(同) 本プロジェクトは,GEC 新規科目「日本語学習アドバイジング」のコースのあり方,課題を探るべく,コース修了者,わせだ日本語サポートスタッフを対象に調査を行うものである。この科目は,自律学習を促すためのアドバイジングを学ぶと同時に,わせだ日本語サポートのスタッフを育成するねらいがある。わせだ日本語サポートのスタッフは,これまで大学院日本語教育研究科の大学院生を対象としてきたが,今後,学部生(本コース修了者)に門戸を広げる予定であり,調査から得られた知見及び課題をふまえ,コースの改善を検討する。4 月□7 月 授業実施・インタビュー内容の検討7 月□8 月 インタビュー実施,ポートフォリオ分析9 月□1 月 授業実施・アドバイジング模擬セッション内容の検討 9 月□1 月 (1 回)ゲストスピーカー招聘1 月□2 月 模擬セッション及びインタビュー実施,ポートフォリオ分析3 月 学会・研究会 発表 第一に,春学期・秋学期の授業でアドバイジング模擬セッションを実施し,アドバイジーとして迎えた留学生 13 名のアンケート結果を授業でのフィードバック及び授業改善に活用した。第二に,春学期・秋学期終了後,コース修了者 8 名とわせだ日本語サポートスタッフ 4 名を対象にアドバイジングに対する認識について半構造化インタビューを行った。データは次年度の発表・投稿に向け,M-GTA の手法で分析中である。第三に,11 月に同志社大学教授中田賀之氏を招へいし,アドバイジングの根幹をなすオートノミーに関する FD 講演会を CJL 全教員対象に開催した。予定していたポートフォリオ分析は,授業における当該課題の内容変更等により行うことができなかったが,今後,現在分析しているデータとの関連性を適宜見ていく。費 目消耗品費旅費交通費委託費手数料・報酬予 算100130300 千円決 算2050注 )2017 年 度 決 算 は2018 年 3 月末に確定する。300 千円

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