計早稲田日本語教育実践研究 第6号/2018/111―118114研究プロジェクト名 日本語教育における新たな授業・学習の探索とコース開発研究代表者名研究メンバー設置主旨2017 年度活動計画2017 年度活動実績予算と決算佐野香織(日本語教育研究センター)鄭在喜(日本語教育研究センター),齋藤智美(同),吉田好美(同) 本学日本語教育研究センターでは,日本語履修学生数の増加に伴い,より良い教育実践を目指して,効果的なコース運営へと改善していくことが喫緊の課題となっている。学生の多様性,履修の多様性,学習スタイルの多様性を鑑み,既存の枠組みを越えた新たな日本語コース開発が求められている。本研究プロジェクトでは,上記の問題を解決するべく学生の実態調査およびアクティブ・ラーニング,反転授業・学習など,新たな授業・学習に関する基礎調査研究,事例調査研究を進め,コース開発へつなげる。1)文献研究・事例・実践事例研究(学内・他機関を含む)2)調査 ① 2016 年度実施済調査を分析 ② ①をもとにした本調査準備,聞き取り調査の実施・分析3)新たな授業を想定したカリキュラム / コース,学習の調査4)学内外へ向けた研究成果の発信および報告 本年度は,まず 2016 年度に現プロジェクトのメンバーが有志として行った,初級コース実態に関する予備調査(質問紙調査およびインタビュー調査)を分析,その結果,多様な学びのあり方が見えてきた(分析結果については,2017 年早稲田大学日本語教育学会秋季大会,2017年度日本語教育学会秋季大会において発表した)。この予備調査結果と文献調査に基づき質問紙を作成,2017 年度春学期,秋学期に総合日本語 1 および総合日本語 2 において履修者を対象に質問紙調査とインタビュー調査を実施,現在分析中である。3 月に日本語教育方法研究会において総合日本語 2 の調査結果を発表する他,順次,発表・論文化を進める予定である。費 目人件費消耗品費委託費手数料・報酬雑費予 算118361 千円決 算83注 )2017 年 度 決 算 は2018 年 3 月末に確定する。805030361 千円
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