計研究報告 113研究プロジェクト名 日本語音声における自律的学習支援システムの開発研究代表者名研究メンバー設置主旨2017 年度活動計画2017 年度活動実績予算と決算木下直子(日本語教育研究センター)中川千惠子(日本語教育研究センター),中村則子(同),山中都(同) 発音学習のニーズは高く,発音クラスをはじめ,総合日本語のクラスでも音声教育が扱われている。このように学習の機会はあるものの,発音のレベルは日本語のレベルと異なることも多く,適切な指導が受けられないことがある。そこで,2014 年 4 月よりセンターの研究プロジェクトとして自律的に学習が可能な Web 教材の開発を行っている。これは自分のレベルや到達目標を明確にした上で,自分に合った持続可能な学習方法が選択できるものである。 2017 年度は,以下の活動を計画している。1.センター授業での活用2.学会・研究会で発表3.「①診断テスト」の上級編作成4.「②学習方法」紹介の動画(5 分程度)の作成5.「③リソース」紹介のコンテンツ作成 2017 年度は,センター授業における活用以外にも,ワークショップを行い,活用の可能性を検討した。海外(メキシコ,インドネシアなど)からの活用報告も受けており,来年度以降の Web 教材の改善に役立てる予定である。Web 教材開発及びコンテンツに関する発表には,① 2015 年度に発表したメキシコ日本語教師会紀要の発行(http://nihongomx.com/images/AMIJ/kiyou_2015.pdf), ② CASTEL /J 2017 で の口頭発表がある。②については,論文を執筆し,書籍として出版される予定である。学習方法紹介のコンテンツは予定通りに新たに 9 コンテンツ作成した。上級編及びリソース紹介のコンテンツについても,引き続き作成する。費 目通信費旅費交通費手数料・報酬予 算150620797 千円決 算27注 )2017 年 度 決 算 は2018 年 3 月末に確定する。797 千円
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