早稲田日本語教育実践研究 第6号/2018/99―100 100表 1 2017 年度春学期に授業で扱ったトピックと活動内容① 関係ないものを結びつける練習② 自己紹介③ 名前④ 大切なもの⑤ 大切な人⑥ 好きなことば,格言⑦ 私の好きなこと・趣味⑧ 愛せないもの・ことの理由を書く⑨ 早稲田大学と私⑩ 夢,将来 授業の最後には今までの作文に加筆訂正を加えて「本」を作っている。学生は「本」に自分の経験や心情を書いており,あとがきには「私の心,私の今までの人生,私の全てを書き込んでいる。書いている間すごく楽しくて,以前より自分の性格,生活,人生などがわかってきた」,「みんなと日本語を話すのは最高だ。これからも日本語で自分のことを書くことを諦めない」,「私の人生をもっとわかってほしい」などの記述があった。 学生は書くことで心が開放され,内省を深め,さらに自己承認されたいという欲求も満たされたことが推察される。また,書く前に互いに話し合うことで書くモチベーションが刺激され,自信を持って書く行為がなされたと考えられる。 生活を見つめ,自分自身のあり方を再考できる授業となるよう今後も工夫したい。4.成果5.今後の課題トピック(いなみ まゆみ,早稲田大学日本語教育研究センター)活動内容ワークシート記入,グループ会話,発表マッピング作成,グループ会話,発表,作文マッピング作成,グループ会話,発表,作文ワークシート記入,グループ会話,発表,作文ワークシート記入,グループ会話,発表,作文ワークシート記入,グループ会話,発表,作文マッピング作成,グループ会話,発表,作文ワークシート記入,グループ会話,発表,作文ワークシート記入,グループ会話,発表,作文ワークシート記入,グループ会話,発表,作文
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