早稲田日本語教育実践研究 第5号
34/272

3早稲田日本語教育実践研究 第5号/2017/21―37テ ー マ使 用 文 型「(普通形)んです」「(普通形)んですが,〜たらいいですか」「しか・だけ」「〜ことができます」「可能形」「〜が見えます」「〜し,〜し」「〜ています」「自動詞・他動詞」「自動詞/他動詞ています」「〜てしまいました」「意向形」「〜つもりです」「〜といいました」「〜たほういがいいです」「〜かもしれません」 「〜つもりです」自由「できるようになりました」 「できなくなりました」「命令形」 「受け身」「〜するのはたいへんです」「〜てあげます」「〜てくださいませんか」「〜やすい,〜にくい」自由「〜たばかりのとき」 「〜はずでした」自由「〜させたいです」30表 2 「個人化作文」のテーマ・使用文型(多賀・林 2014:31 一部修正)作文No.1 日本で何がしたいですか2 旅行1 年前と今4 あなたの部屋の窓から何が見えますか5 私の町6 東日本大震災のとき,何をしていましたか7 私の失敗8 冬休み9 将来は何をするつもりですか10 悩み相談115 年後① 生まれ変わるなら男性のほうがいいですか,女性のほうがいいですか12② スーパーのレジ袋にお金を払ったほうがいいですか③ 日本語に漢字があったほうがいいですか日本へ来てからできるようになったこと,できなくなったこと1314 子どものとき15 日本でたいへんなこと16 子どもにしてあげたいこと17 クラスでしてほしいこと18 私がもってきたもの①19 日本語の先生へ20 日本に来たばかりのとき21 私がもってきたもの②22 子どもにさせたいこと 各学習者のレベルごとの自己開示数と各レベルの自己開示数の合計と作文数を表 3 に,また,各レベルの自己開示数の合計を尺度の項目数と作文数で割ったものを自己開示平均出現率とし,図 1 に表わした。 各学習者における自己開示数のレベル間の比を,Fisher の正確確率検定で検定した結果,学習者間に有意差は認められなかった(p>.3)。したがって,8 人の学習者全員のレベル5.結果と考察

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る