早稲田日本語教育実践研究 第5号
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ABCDEFGH女男男男男女男女多賀三江子/初級日本語クラスでの「個人化作文」における自己開示の深さの分析  学生名性 別年 齢国 籍32メキシコ21中国21アメリカ19中国21アメリカ19中国28中国19アメリカ レベルⅡ:困難な経験  (1)困難な状況を誰かに助けてもらった経験   (2)困難な状況を乗りこえるために頑張ってきたこと  (3)つらい経験をどのように乗りこえてきたかということ   (4)過去のつらい経験が現在どのように役に立っているかということ  レベルⅢ:決定的ではない欠点や弱点   (1) 「少しダメだな」と前から思っているところ(時間にルーズ,など)   (2) 直さなければならないと思っているが,なかなか直らないささいな欠点(時間にルーズ,など)   (3) ささいな欠点かもしれないが(時間にルーズ,など),ときどき落ち込んでしまうこと   (4)ある経験を通して「自分は少しダメだな」と思ったこと(遅刻した,など)  (5)ささいな欠点(時間にルーズ,など)について他者から心配された経験  (6)ささいな欠点について日ごろ思い悩んでいること  レベルⅣ:否定的な性格や能力  (1)自分の性格のすごく嫌いなところ(人の成功を素直に喜べない,など)  (2)自分の性格のすごく嫌な部分が出てしまったできごと  (3)自分の能力についてひどく気にやんでいること  (4)能力不足が原因で,目標が達成できなかった経験  (5)能力で劣等感を抱いているところ  (6)能力に限界を感じて失望した経験  (7)自分のせいで人をひどく傷つけてしまった経験表 1 学生プロフィール(多賀・林 2014:30 一部修正)29

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