早稲田日本語教育実践研究 第5号
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計研究報告研究プロジェクト名研究代表者名 鈴木伸子(日本語教育研究センター)研究メンバー なし設置主旨2016 年度活動計画2016 年度活動実績予算と決算外国人の採用意欲が高い日本企業が求める外国人人材像とその採用方針・育成の特徴 本プロジェクトでは,外国人社員の採用意欲が高い日本企業を対象に,その採用ニーズや自社の外国人社員の評価について調査する。外国人採用は,留学生の他に海外大学からの直接採用も増えている。採用手法の多様化により,企業の配属・評価・育成も変化しつつあることが予想される。これらは,外国人社員の採用方針・留学生誘致の手法・ビジネス日本語教育の開発等に影響を与える要因であり,調査の必要性が高い。 申請者の過去の実績は主に留学生や外国人社員の側に立つものであり,企業側の研究が手薄なため,本研究プロジェクトでは企業側の調査を中心に行う。新規研究のため,今年度は外国人採用に意欲的な企業とのネットワーク作りから始める。そこで,① 2016 年 1 月 22 日開催の『日経 HR セミナー』(於:日経新聞本社)において,企業の人事を対象に講演を行う(題目:「日本企業に入社した外国人社員が抱く違和感とキャリア形成上の課題」)。②上記主催者および参加企業のうち,調査協力の得られた企業の人事部を訪問してヒアリングを行う。 まず,活動計画①の講演を実施した。参加者は大手企業の人事担当者約50 名。その後,①の参加企業パナソニックがシンガポールの南洋理工大学にて企業説明会を行う予定と聞き,同社の承諾を得て,説明会でデータ収集をすべく出張日程を組んだ。説明会は,あいにく同社の都合により開催直前に延期となったが,申請者自身は当初計画の日程で訪星し,同大学の学生向けに講演を行った(“Sink or Swim in the Japanese Company Culture: Successful and Unsuccessful Cases of Asian Students”/ 2016 年 9 月 5 日)。併せて,同大学講師 1 名には,同大学へリクルーティングに訪れる日本企業の特徴や採用動向についてヒアリングを行った。費 目消耗品費旅費交通費手数料・報酬予 算196685170 千円決 算注)2016 年度決算は 2017年 3 月末に確定する。170 千円193

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