早稲田日本語教育実践研究 第5号
196/272

計早稲田日本語教育実践研究 第5号/2017/191―198研究プロジェクト名研究代表者名 木下直子(日本語教育研究センター)研究メンバー 中川千恵子(日本語教育研究センター),中村則子(同),山中都(同)設置主旨2016 年度活動計画2016 年度活動実績予算と決算日本語音声における自律的学習支援システムの開発 発音学習のニーズは高く,発音クラスをはじめ,総合日本語のクラスでも音声教育が扱われている。このように学習の機会はあるものの,発音のレベルは日本語のレベルと異なることも多く,適切な指導が受けられないことがある。そこで,2014 年 4 月よりセンターの研究プロジェクトとして自律的に学習が可能な Web 教材の開発を行っている。これは自分のレベルや到達目標を明確にした上で,持続可能な学習方法が選択できるものである。 2016 年度は,以下の活動を計画している。1.センター授業での活用2.学会・研究会で発表3.「①診断テスト」の微調整4.「②学習方法」紹介の動画(3 分程度)の作成5.「③リソース」紹介のコンテンツ作成 Web 教材「つたえるはつおん」(http://www.japanese-pronunciation.com/)について,上記「2016 年度活動計画」にある 1 から 5 の作業を進め,新たに発音の学習方法を紹介する 9 つの動画コンテンツ「シャドーイング」「ナ行音とラ行音」「リズムビート音を使った学習」「丁寧なイントネーション」「強調のしかた」「Praat で自分の発音を確認する」「身体の動きとリズム学習」「あいづち」「動詞アクセントの学習」を作成した。この 9 つの動画は,3 月末にサイトで公開する予定である。また,本プロジェクトの成果については,『早稲田日本語教育実践研究』第 5 号にショートノートで報告するとともに,3 月末及び来年度の研究会で発表することになっている。費 目通信・運搬費旅費交通費手数料・報酬予 算27150543720 千円決 算注)2016 年度決算は 2017年 3 月末に確定する。720 千円192

元のページ  ../index.html#196

このブックを見る