□早稲田日本語教育実践研究 第5号/2017/161―170□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ p.164 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□④〔書き〕 正しい書き方を考えたり,送り仮名について考えたりする問題である。IT 利用の機会も増え,漢字を手書きする機会は以前より減少したとはいえ,漢字を書く機会が全くなくなったとは言えない。図 8,図 9 のように書きの問題では主に短文中の語句の一部あるいは全部を漢字にすることを目的としている。名詞やスル動詞の語幹など漢字のみで書けるもの(図 8)と,動詞や形容詞など送り仮名が必要なもの(図 9)を分け,漢字の持つ品詞性や送り仮名へ注意を促した。初級で扱わないような語句については記号「*」を付け,欄外に対訳を付けた。166図 6 読みの問題例(『ストーリーで覚える漢字 300 ワークブック』p.81)図 7 読みの問題に対応した「メイン教材」(『ストーリーで覚える漢字 300〔英語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語版〕』p.164)図 8 書きの問題例 1(『ストーリーで覚える漢字 300 ワークブック』p.82)図 9 書きの問題例 2(『ストーリーで覚える漢字 300 ワークブック』p.82)
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