早稲田日本語教育実践研究 第4号
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研究報告委託費旅費交通費手数料・報酬早稲田日本語教育実践研究 第4号 研究プロジェクト名研究代表者名研究メンバー設置主旨2015年度活動計画2015年度活動実績予算と決算【研究報告】決 算注)2015年度決算は2016年3月末に確定する。852千円日本語音声における自律学習支援システムの開発木下直子(日本語教育研究センター)中川千恵子(日本語教育研究センター),中村則子(同),福井貴代美(同),山中都(同) 発音学習のニーズは高く,本センターでも発音コースが設置され,総合日本語クラスでも音声教育が行われている。このように学習の機会はあるものの,発音のレベルは日本語のレベルと異なることも多く,ついていけないことがある。そこで,2014年4月より本センターの研究プロジェクトとして自律的に学習が可能なオンライン音声学習支援の開発を行っている。これは自分のレベルや到達目標を明確にした上で持続可能な学習方法が選択できるものである。 2015年度は,以下の活動を計画した。1.「①診断テスト」の公開・センター授業での活用2.学会・研究会で発表3.「①診断テスト」の微調整4.「②学習方法」紹介の動画(3分程度)の作成 学習方法を選定し,動画の絵コンテを作成した上で撮影する。撮影した動画は完成したものからオンライン上に公開する。さらに,サイトの利用状況についてアクセス解析を行い,必要に応じて調整を行うなど,コンテンツの充実を図る。 昨年度の予算でWebサイト「つたえるはつおん」(http://www.japanese-pronunciation.com/)を作成し,5月の日本語教育学会で成果を報告した。また,発音クラスでの活用,Webサイトに関するインタビューで得たコメントからWebサイトの改善を図っている。 このサイトは,テスト,聞き分け練習,発音のポイント説明,学習方法・評価方法の紹介から成るが,2015年度は学習方法・評価方法を紹介する動画10本を撮影した。この動画は3月末に公開予定である。費 目計予 算27225600852千円83

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