b）の10種は異なりで7語の名詞12）を含み，それらは小宮（2006a）の173語にないた4種 小宮千鶴子／理工系留学生のための数学の専門連語の選定下線は専門語。極大となる，実数とする区間で増加する部分集合として含む要素からなる文字について微分する累乗に関して成り立つ三角関数において成り立つ33にスルが結合した動詞だった。め一般語としたが，すべて『和英／英和算数・数学用語活用辞典』の索引にある用語だった。そのことから，b）はc）に近く，両者の計21種（12.0%）は，2語の専門語から成る専門連語ともいえよう。動詞との専門連語175種は，前の語に後接する助詞や助詞相当句によって次の10の型に分類され，上位①〜③で144種（82.3%）に達した。①②③⑧の「動詞」には，前述のように6語の専門語が含まれ，同様に②③⑧の「専門語」には7語の名詞が含まれた。①専門語＋ヲ＋動詞 ②専門語＋ガ＋動詞 ③専門語＋ニ＋動詞 ④専門語＋ト＋動詞 ⑤専門語＋デ＋動詞 ⑥専門語＋トシテ＋動詞 ⑦専門語＋カラ＋動詞 ⑧専門語＋ニツイテ＋動詞 ⑨専門語＋ニ関シテ＋動詞 ⑩専門語＋ニオイテ＋動詞 動詞との専門連語175種に使用された動詞は異なりで64語あり，うち6語は専門語だった。64語のうち51語が旧日本語能力試験1級語彙で，それらをとる専門連語は146種（83.4%）あり，全体の約83%を占めた。専門語と共起する動詞は，あまり難しくないといえる。動詞との専門連語175種に使われた動詞の語種の内訳は，和語35語，漢語29語で，和語動詞のほうが多かった。漢語動詞29語のうち6語は，「微分する」など専門語だった。和語動詞をとる専門連語は116種（66.3%）あり，全体の3分の2弱を占めた。動詞との専門連語によく使用された動詞は，少数だった。64語の動詞のうち表5の上位13語が175種中の104種（59.4%）の専門連語に使用された。表5の13語の内訳は，「なる」など11語が一般語で，2語が専門語だった。一方，1種の専門連語にのみ使用された動詞が半数以上の35語（54.7%）あった。5-4．名詞との専門連語名詞との専門連語342種は，専門連語を構成する2語が専門語か否かという点から次の75種（42.6%） 極大値をとる，速さを積分する45種（25.7%） グラフが通る，級数が収束する24種（13.7%） 集合に属する，値に収束する16種 4種 3種 2種 1種 1種 表5 専門連語によく使用された動詞なる19，もつ14，ある10，とる9，成り立つ9，発散する8，する7，計算する5，収束する5，通る5，含む5，与える4，存在する4
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