3名1名の9つを提示した。結果は「便利だ」47%,「おもしろい」24%,「つまらない」8%,「簡秋山麻衣耶・林亜友美/中上級の漢字学習者による学習者主体の自己分析表1 学習者の評価②(選択式アンケート回答・自由記述)学習者の評価A.高評価(①〜⑥選択式回答・a〜k自由記述)①自分の学習を反省できた②先生からのコメントがもらえる19名③苦手な字が分かった④中間,期末試験前に見直せる18名⑤記録するのが楽しい⑥その他( )学習者の評価B.低評価(⑦〜⑬選択式回答・l〜m自由記述)⑦役に立たない⑧何を書けばいいのかわからない2名は必要ない⑩書くのに時間がかかる⑪意味がない⑫大変⑬その他( )31名19名5名0名1名1名1名0名a. 自分が間違った漢字を復習できるb. 書けない漢字に注目して特別に練習できるc. 間違えてから書くと忘れない気がするd. いつも間違ったところははっきり見えるe. 勉強するとき自分の弱点を気づけながら勉強するf. 自分で自分の間違いを考えたので勉強しやすくなったg. 自分の間違ったことが一目で確認できるh. 私の勉強方法の問題点と先生の考えを知ることがi. 前はあまりテストの結果を見なかったj. 最初の授業から自分の間違いがすぐわかったk. たくさんのテストの紙を持つ必要がなくなったl. 自分の苦手なことはもうわかるからm. 間違いが分かっても自分の学習に影響があまりないできてよかったしい」「おもしろい」「便利」「簡単」「うれしい」「つまらない」「面倒だ」「大変」「嫌い」単だ」9%,「楽しい」と「面倒だ」4%,「うれしい」3%,「大変だ」1%であった。結果は肯定的な選択肢である「便利だ」「おもしろい」「たのしい」「うれしい」「簡単だ」の回答結果を合わせると86%となり,肯定的な評価が多数を占めたことになる。「セルフ・フィードバック」の実践に肯定的な評価が大部分を占めた要因として,学習者が実践を通して自己の学びに対する気づきを得られたこと,また,実践に携わる過程で学習者の時間的負担,心理的負担を最小限に抑えられたことが考えられる。次節では,その詳細を明らかにする。4-1-2.アンケート結果2下の表1は,4□1□1学習者評価①からさらに詳細な回答を得たものである。⑨ 自分は漢字ができるからシート15
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