計155153または51〜6JLPJLP池上摩希子/「全学的な」日本語教育を目指して科目レベル総合日本語集中日本語1,2漢字1〜5総合日本語(短期)1〜4技能科目 *1〜4入門日本語未習1〜8週の時間数1クラス1038110(夏は15)短期*技能科目は 夏期のみ開講278プログラムえます。「総合科目群」は,初級から中級の学習者を対象に,あらかじめ標準化されたシラバスと教材によって提供される科目で,四技能を総合的に学習する科目です。留学生の増加と多様化に対して,一定の質を保った授業を一定のクラス数,提供できることを目指して策定しました。「安定性」を担う科目群です。一方の「テーマ科目群」は,例えば,「新聞で知る現代日本」「プレゼンテーションの方法」「アニメで学ぶ日本語」のようなタイトルで開講されます。担当教員が専門性を生かし,独創的なテーマに沿って提供する科目で,初級から上級の学習者を対象としています。各科目には,その科目で扱う内容を示す「書く」「文法」「仕事」「社会・文化」などの複数のキーワードを付け,学習者がそれぞれの興味や関心に応じて適切に選択できるようにしています。多様化する留学生の学習目的や興味関心にも対応でき,かつユニークな「先進性」が具体化された科目群です。プログラムの項で述べたことと同様に,留学生受け入れの現状と中長期的な目標を視野に入れて,科目群も展開しています。科目群とプログラムは以下の表のように対応しています(「週の時間数」は2014年秋学期現在)。総合科目群にある「漢字」は,学習者の要望に応える形で2014年度に新設した科目です。います。「漢字」のクラスは5レベルまでありますが,そのうち1,2レベルでは漢字系学習者のクラスと非漢字系学習者のクラスに分けて設置しています。また,「技能科目」は短期プログラムのうちの夏学期のみ開講しており,「話す」「聞く」「読む」「書く」の四技能に特化し,教科書に沿った内容で学習が進められます。この他,2015年度には,早稲田キャンパスでの日本語授業に参加するのが物理的時間的に難しい学生に対応するために,「総合日本語(オンデマンド)」(初級レベル,2コース)を新設しました。受講生はオンデマンド講義を視聴した上で,インターネットのビデオ通話による授業(遠隔チュートリアル)に参加し,教員と対話を行うことができます。学習者の多様化に対しては,多様な学習内容の提供やクラス設定を行うことでも対応をCJLでは日本語レベルを1レベル(入門)から8レベル(上級)までの8段階に設定して表1 科目群とプログラムの対応科目群総合テーマテーマ科目
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