早稲田日本語教育実践研究 第3号
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早稲田日本語教育実践研究 第3号/2015/53―60研究プロジェクト名研究代表者名研究メンバー設置主旨2014年度活動計画2014年度活動実績予算と決算オンデマンド講義・ウェブ会議システムを用いた日本語科目の開発宮﨑七湖(日本語教育研究センター)木下直子(日本語教育研究センター),萩原章子(同)本庄や北九州,西早稲田,所沢キャンパスなど,多くの留学生が在籍しているのにも拘わらず,物理的距離,教員確保等の問題により,これらのキャンパスの留学生に対して,日本語教育の機会が充分に確保されているとは言い難い。この問題を解決しうるものとして,オンデマンド講義と,ウェブ会議システムを用いた遠隔日本語チュートリアルを組み合わせた,総合日本語科目の開発を行っている。2014年度の具体的な計画は以下の通りである。(1)オンデマンド講義の作成・翻訳・収録。(2)教材・試験などの整備。(3)パイロットコースの実施。(4)パイロットコース参加者への聞き取り調査。(5)パイロットコースの振り返りとオンデマンド講義,教材・試験の改良。(6)2015年度開講に向けての遠隔地キャンパスへの周知活動。まず,作成したオンデマンド講義のサンプルを,調査協力者に視聴してもらい,その後,遠隔チュートリアルを行う実験をした。次に,この実験結果を踏まえ,パイロットコースで使用するオンデマンド講義,ならびに,文法クイズの作成を行った。北九州,西早稲田キャンパスより受講生を募り,作成したオンデマンド講義と遠隔チュートリアルを用いたパイロットコースを実施した。コース終了時に受講生5名にアンケートとインタビュー調査を行った。遠隔チュートリアル実験の結果は「早稲田大学日本語教育学会2014年秋季大会」で報告した。また,パイロットコースの結果は「2015年度日本語教育学会春季大会」,「2015 CASTEL/J」で報告する予定である。費目旅費交通費(国内)委託費手数料・報酬図書資料費消耗品費計予算10060060060401,400千円56決算注)2014年度決算は2015年3月末に確定する。1,400千円

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