研究報告早稲田日本語教育実践研究 第3号 研究プロジェクト名研究代表者名研究メンバー設置主旨2014年度活動計画2014年度活動実績予算と決算【研究報告】決算注)2014年度決算は2015年3月末に確定する。230千円「移動する子ども」として成長した大学生の日本語教育研究川上郁雄(日本語教育研究科)川上郁雄(日本語教育研究科),池上摩希子(日本語教育研究科),太田裕子(グローバル・エデュケーション・センター),中野千野(日本語教育研究科),青木優子(日本語教育研究科)本プロジェクトは,近年本学に増加している「幼少期より複数言語環境で成長した学生」(以下,「移動する子ども」)に対してどのような日本語教育を提供するべきかについて研究を行うことを目的として設置する。これらの学生のうち,幼少期より日本語に触れ,あるいは日本語を学習してきた学生が本学で提供される「外国人学生を対象とする日本語教育」クラスで,どのような意識と学びを経験しているのかを明らかにすることによって,これらの学生に対する新たな日本語教育を構築することをめざす。また,これらの学生に対する日本語教育の実践研究を行い,その結果についても分析する。早稲田大学在籍者へのインタビュー調査を行い,データを分析するとともに,日本語教育のあり方について検討する。また,この分野の専門家を招へいし,研究会を行う。研究成果をまとめるとともにウェブジャーナルの編集,刊行を行い,研究成果を公表する。「移動する子ども」の経験のある学部学生へのインタビュー調査を行った。それをもとに,どのような日本語教育クラスを設定するかについて検討した。また,この分野の専門家としてカナダ,オーストラリアの大学に所属する専門家,また日本の大学に所属する専門家,および「移動する子ども」の経験を持つ人を招いて公開の講演会を行った。また,これらの講演会と早稲田日本語教育研究センターでの教育実践をもとにこれまでの研究成果を「研究ノート」にまとめ,『早稲田日本語教育実践研究』に投稿し,掲載された。さらに研究成果を公開するためのウェブジャーナル『ジャーナル「移動する子どもたち」』の編集を行った。費目委託費手数料・報酬図書資料費消耗品費計予算601303010230千円53
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