師71名,常勤インストラクター9名,非常勤インストラクター109名,兼任センター員(=早稲田日本語教育実践研究 第2号/2014/3―7占めているのは,「日本語教育プログラムの開設,運営」と「外国人留学生のための日本語科目の開講」の2つです。3―1.「日本語教育プログラムの開設,運営」「日本語教育プログラム(Japanese Language Program,以下「JLP」)は,別科日本語専修課程(2013年4月から新規学生募集停止)の後継プログラムとして2013年4月に開設されました。JLPの学生はCJLを本属として,日本語科目を中心に,13単位(半年間),あるいは,26単位(1年間)以上の科目を履修します。け入れました(在籍者総数)。2014年度春学期には,これまでで最多の403名の受入れを予定しています。3―2.「外国人留学生のための日本語科目の開講」ており,上に述べたJLP学生341名を含む81か国1851名が,651コマの日本語授業を履修しています。ここで注意しなければいけないのは,「外国人留学生のための日本語科目」と言いながらも,1851名の履修生の1割弱にあたる161名が日本人学生だということです。言うまでもなく「外国人留学生」「日本人学生」というのは,国籍や在留資格による区分。外国人か日本人かという国籍と,「日本語学習を必要としているか」「日本語授業を履修するか」といった状況は,必ずしも一致しないということです。「日本語授業は外国人留学生のためのもの」「日本人学生には日本語学習は不要」といった単純な図式では語れない環境が,学内においても展開していることがわかります。651コマの日本語授業を担当しているのは,CJLの専任教員(任期付)6名,非常勤講日本語教育研究科専任教員)11名という,5つの職階,計206名のティーチングスタッフです。一つの大学内の機関として,これだけの開講コマ,ティーチングスタッフを擁した日本語教育環境は,国内最大規模であることは言うまでもありません。られ,新たな一歩を踏み出すことになりました。新生CJLにおける喫緊の課題の一つに,外国人留学生の受入れが質と量の両面においてますます加速することが見込まれる,本学の現状への対応があります。「Waseda Vision 150」において,2032年における外国人留学生数に「1万人」という数値目標が設定されたことは既に述べましたが,「1万人」の内訳は,必ずしもこれまでの枠組みに収まる留学生ばかりではありません。留学の期間,目的,進路その他さまざまな面において,多様な学生たちであることが予想されます。そのような現状を踏まえて,日本語教育の中長期的なグランドデザインを描くこと。これがまず一つめの課題です。CJLでは,2013年度春学期に226名(別科生含む),同秋学期に341名のJLP学生を受CJLでは,週あたり651コマ(2013年度秋学期実績,以下同)の日本語授業を開講し4.CJLの課題2.で述べたように,CJLは2011年4月から全学的な研究教育センターとして位置づけ4
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