の9割の学習者が30分以内で書き込んでいたことがわかった。早稲田日本語教育実践研究 第2号/2014/45―64【図5】書き込みにかけた時間(単位:人)答については,筆者による日本語訳をもって記す。4―2―1 書き込みの頻度本活動は全クラス共通で1週間に1回という頻度での書き込みであったが,これについては「ちょうどいい」と回答した学習者が102名(93%)を占めた。(図4)。4―2―2 書き込みにかけた時間「毎回の書き込みにどれくらいの時間をかけていたか」という質問には,11〜20分と回答した学習者がおよそ半数の49名(45.0%),10分以内が26名(23.9%),21〜30分が24名(22.0%)であった(図5)。60分以上かけていたという学生が1名いたが,全体4―2―3 日本語入力時の困難点活動開始前に各クラスにおいて,日本語のローマ字入力の仕方を紹介したが,書き込み時に入力で困ったことがあったと回答した学習者が109名中25名(23%)いた。そのほとんどが拗音,長音,促音,撥音がうまく入力できないといったものであり,その他は漢字入力の際の同音異義語の選択や日本語のキーボード操作に慣れてないことによるものであった。主な回答は以下のようなものである。・「小さい『っ』,『ぶっか』のような。『こうつう』のような長い音」・「しんじゅく『ゅ』」・「『ちょ』のようなコンビネーションは,練習が必要だった」・「『ょ よ ゅ ゆ ょう ゅう』の違いがよくわからなかった」【図4】書き込みの頻度(単位:人)52
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