早稲田日本語教育実践研究 第2号/2014/3―7表1:2014年度日本語カリキュラム科目(開講レベル)総合日本語(1,2,3,4,5,6),集中日本語(1−2),短期日本語(1,2,3,4),入門日本語,漢字(漢字系)(1,2),漢字(非漢字系)(1,2),漢字(3,3−4,4−5),「日本語で話そう1」「発音アクティビティ1−2」「日本語でプレゼンテーション3−4」等<読む><書く><話す><聴く<文法><語彙><発音><漢字><待遇表現><調べる><創作する><考える><社会・文化><文学><映画・ドラマ・演芸><生活><仕事><自分><アカデミック><理系>の20種類のキーワードを付して各科目を配置。科目群総合科目群2014年度春学期開講予定コマ数:356テーマ科目群2014年度春学期開講予定コマ数:303授業担当常勤インストラクター,非常勤インストラクター専任教員(任期付),非常勤講師,兼任センター員能になります。「テーマ科目群」の科目は,専任教員(任期付),非常勤講師,兼任センター員が担当します。日本語教育学,および,その関連領域を専門とする教員が,自らの専門性を生かした教材,シラバスを策定することにより,先進的,独創的でユニークな授業実践を発信していくことできます。このように「総合科目群」は主として「安定性」を,「テーマ科目群」は主として「先進性」を担いますが,それは単なる色合いの濃淡であり,どちらの科目群も「安定性」と「先進性」の両者を兼ね備えていることが前提となります。これまで述べてきたことを概略したものが,表1です。二つの科目群の中で展開される個々の科目の内容については,2013年度までと大きく変更はありませんが,特筆すべきこととしては,「総合科目群」の中に,「漢字」科目を新設したことがあります。新設される「漢字」科目の概要は,表2の通りです。6
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