●787 「好きなスタイルで・自分のペースで 本を読む」学期中盤期における「読み」と「クラス活動」に対する参加者の意識早稲田日本語教育実践研究 刊行記念号/2012/71-83非漢字圏参加者70%30% 0%非漢字圏参加者 0%15%85%非漢字圏参加者81%19% 0%好きになった変わらない嫌いになった感じるようになった変わらない感じなくなった上手になった変わらない下手になった漢字圏参加者全体86%74%14%26% 0% 0%漢字圏参加者全体 0% 0%26%18%74%82%漢字圏参加者全体57%75%43%25% 0% 0%「自由読書」開始後8週前後にアンケートを行い,それに基づいてフォローアップインタビューを行った。7–1–1 アンケート5「学期の初めと比べて,日本語の文章を読むのが好きになったか」(選択式及びインタビュー)参加者のコメント:「私にとって読むことが楽しみになりました。」「いろいろ読めて面白い。」読むことが嫌いになった参加者はおらず,漢字圏・非漢字圏を問わず日本語を読むことがより好きになったと感じている参加者が多い。7–1–2 アンケート6「学期の初めと比べて,他の授業で日本語を読むときに,ストレスや不安を感じるか」(選択式及びインタビュー)参加者のコメント:「前は心配でした。今は楽な気持ちで読むことができます。」「前はみんな上手,どうしようと思ったけど,今は大丈夫。」ストレスや不安を以前より感じるようになった参加者はおらず,全体的にストレスや不安が軽減している。7–1–3 アンケート7「学期の初めと比べて,日本語の文章を読むのが上手になったと感じるか」(選択式及びインタビュー)参加者のコメント:「本を全部読めると私はできるという感じがします」「前は助詞ごとに読んでいました。今は文で読めるようになりました」参加者は,読みの速さ,読みの長さ,文法力,漢字力などについて,読みの能力が向上したと感
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