刊行記念号編集委員 黒田 史彦 古賀 和恵 武 一美 中山 英治 古屋 憲章 守谷 智美 川上 郁雄 舘岡 洋子2012年2月3日http://www.waseda.jp/cjl/html/publish.html日本語教育学は、未だひとつの「学問」として十分に認知されていません。外国語/第二言語としての日本語の教育、学習、習得などを包括する学術領域として確立するため、本誌を通じて多様な研究の成果が広く永く発信されることを期待しています。(黒田)いよいよ日本語教育研究センターの紀要が発刊されました。本誌を「私たちの紀要」と捉え、多様な実践研究を発信する場として育てていきたいと思います。また、本誌を通じて様々な実践者の協働が生まれ、センターがひとつの実践研究共同体となっていくことを願っています。(古賀)社会・教育・教室での、わたしたちの小さな思い・気づき・怒りなどが、大きな確固とした日本語教育実践研究として実を結び、広く社会へ発信され、その発信がわたしたちの生きる場をよりよいものにしてゆく、そんな小さくて大きい実践研究を志したいと思っています。(武)2012年、日本語教育研究センターに新たな紀要が誕生した。その名も『早稲田日本語教育実践研究』。早稲田の日本語教育がこれまで以上に飛躍するための研究の土壌として、この紀要が大いに活用されることを願ってやみません。(中山)何のために実践研究をするか。それは結局、他の日本語教師……だけではなく、学習者も含め日本語教育/学習に関わる人々と自身の実践を共有することによって、日本語教育実践をより豊かな営みにしていくためだと思っています。そういう実践を共有する場の一つとしてこの紀要を創りました。この紀要の存在自体が実践研究の一つのあり方です。(古屋)日々の教育実践について語り合える場が1つでも増えればという思いが、かねてからありました。人が集まる場所に語り合いが生まれ、それが従来の枠組みを超えた新たな教育実践に結びついていくという、創造・連携・協働のための役割の一端を、本誌が担うことができればと切に願っています。(守谷)編集兼発行者 早稲田大学日本語教育研究センター所長 細 川 英 雄発 行 早稲田大学日本語教育研究センター編集委員会連絡先 〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-7-14電話 03-5273-3142FAX 03-3203-7672E-mail [email protected] 編集後記ISSN 2186-7445無断転載を禁じます早稲田日本語教育実践研究 刊行記念号Waseda Practical Studies in Japanese Language Education 2012
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