早稲田日本語教育実践研究 刊行記念号
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●181週3コマのうち2コマ担当して4期目)。CJL非常勤講師。注 1コマ担当して2期目)。CJL非常勤インストラクター。第3回10/28,13:00–14:30,第4回11/11,13:00–15:00以上を録音したものを文字化した。今井なをみ,他/教師同士による協働リフレクションの試みエッセイ&インタビュー/センター最前線識があった。学びの内実の認識は,4名各々異なる。だが,各自が担当する実践が提供する学びとその手法を提供し合い,どうすれば学べるのかを話し合い,調整しながら進めたことが,各自の実践との関連付けに有効に機能した。「実践研究」は研究に指向されるだけではない。教師自らが学ぶということを志向する限り,その目的意義によって,多方向に広がりを持つものである。教師同士の実践を基盤とした教育研究活動やその過程においても,新たな知が生成され,拡張するならば,公開についても,自ずと多様な方向へと広がる可能性を持つと言えるだろう。なお,本稿では,他の3名,B,C,Dの気づきや意識化及びそのプロセスは,紹介できなかった。以上の観点を手掛かりに,今後も継続的に協働リフレクションを行うつもりである。1) 今井なをみ:担当科目「写真とエッセイでつづる留学生活の体験と意義5」(教員2名で担当, 佐藤貴仁:担当科目「『いま・ここに私がいる』意味6」(教員2名で担当,週3コマのうち 古川明子:担当科目「私と私のまわりの人たちを表現する3」(教員3名で担当,週5コマのうち1コマ担当して2期目)。CJL非常勤インストラクター。 村上まさみ:担当科目「日本語で私を語る1」(教員3名で担当,週5コマのうち2コマ担当して4期目)。CJL非常勤講師。2) リフレクション(Reflection)は,反省・省察・振り返り・反芻・吟味等の邦訳があるが,本稿ではカタカナで表記する。3) 座談会実施の記録は,次の通り。第1回10/14,13:00–14:30,第2回10/21,13:00–14:30,4) シラバス概要より本稿用に簡略化し,表1とした。

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